アメリカで創業したYoshino Technologyの日本法人である(株)ヨシノパワージャパンが販売するポータブル電源は世界初となる「固体電池」を使用しています。
一般的な蓄電池は電解質として液体を使用するため、高熱・高温になると膨張したり、爆発する危険性がありますし、極寒の環境では電解質が凍結し、正常に動作しないおそれもあります。
しかし、「電解質が固定」である固定電池を使用することで、このようなリスクはなくなり、YOSHINOのポータブル電源は高温・低温などでも安心して使えます。
一方、量産化したことで従来よりは価格が安くなってはいますが、現在主流のポータブル型蓄電池などと比べると値段は高めです。
今後の技術革新などによって、低価格化を進めていく予定です。
YOSHINOのポータブル電源がおすすめできるのか、利用している人たちの口コミや評判などから調べました。
YOSHINO ポータブル電源の特徴まとめ
YOSHINOのポータブル電源の特徴をまとめました。
固定電池を使用した蓄電池
YOSHINOのポータブル電源は、世界初となる「固定電池を用いた蓄電池」です。
高温・低温の環境下でも安定して動きますし、バッテリーの膨張等によって生じる爆発などの危険もありません。
バッテリーを破壊する連続釘刺し試験、斧による耐久性テストでも発熱や爆発などはなく、安全に使えることが確認されています。
アメリカ・中国・日本に開設している研究開発拠点や製造を行う兄弟会社が持つ技術や優位性をフル活用することで、低コスト化や品質改良などに取り組んでいます。
100V・50Hz/60Hz対応
YOSHINOのポータブル電源は、日本国内で使用できるように100V・50Hz/60Hzともに対応しています。
その他、DC12VやUSB(USB Type-A・Type-C)でも出力できます。
ラインアップ
YOSHINOでは、固体電池の容量や出力が異なるポータブル電源を揃えています。
2024年12月時点で販売している商品をまとめました。
商品名 | 容量 | 出力(定格・最大) |
---|---|---|
B300 SST | 241Wh | 300W(最大600W) |
B600 SST | 602Wh | 600W(最大1200W) |
B2000 SST | 1326Wh | 2000W(最大4000W) |
B3300 SST | 2611Wh | 3300W(最大6600W) |
なお、同スペックの蓄電池などを比べると、固定電池を使用している分だけ販売価格は高めです。
ソーラーパネルでの充電も対応
YOSHINOでは、ポータブル電源を充電できるソーラーパネルも販売しています。
折りたたみ型で使わないときは省スペースで格納できます。
効率的な単結晶シリコンパネルを使用することで変換効率は22.6%と高いです。
防水・防塵規格IP67を満たしているため、過酷な環境下でも安心して使用できます。
5年保証つき/リサイクル対応
YOSHINOのポータブル電源は、5年間のメーカー保証がついています。
正常使用時における故障や不具合などが生じた場合は、無償修理・交換などが行えます。
操作はアプリがメイン
YOSHINOのポータブル電源は、本体についているボタンなどでも操作ができますが、必要最小限にとどまっています。
すべての操作・設定を行うためには、専用のアプリが必要です。
スマホやタブレットにアプリをインストールすると、Wi-Fi・Bluetoothで接続できます。
YOSHINO ポータブル電源の口コミや評判は?
YOSHINOのポータブル電源の口コミや評判をまとめました。
悪い口コミ
「すぐに故障した」という声が多い。
やはり、最新電池は不安が多く、また会社も怪しいため、購入は控えた方が良さそうです。
引用元:ポタブルン
数回つかってから残量70%から0%迄直ぐになくなる
おすすめしない
引用元:amazon(B300 SST)
良い口コミ
災害時や、仕事、普段使いでも便利なため、なかなかにいい値段するのですが、安いものを買って後悔をしたくなかったので購入しました。
前にはtypeAが2つ typeCが2つDCが2つ 後ろにはコンセント(AC)が4つ、ついているため携帯やPC充電だったり、ホットプレートやドライヤー、仕事で使う工具など色々な用途で使えるのでとても便利です。
本体充電時間もおおよそ1時間くらいととても早いのですぐ使えるようになるがとても助かります。
充電時にファンの音が購入時少しでかいと感じましたが使ってるうちに慣れました。
重量もそんなに重くないと感じたので女性でも運べる重さだと思いました。
保証期間も5年間ありますし、個体電池を使用しているため安全性にも優れていて、炎天下や極寒の中でも使えるみたいなので、現状とても満足しています、今後も安心して使っていきます。
引用元:価格.com(B2000 SST)
デザイン面も、いかにも「ポータブル電源でございます」という感じではなく、ちょっとインテリアっぽい佇まい。
それもそのはず、デザインはアメリカのデザイン会社Fuseprojectが手がけており、日常の生活に溶け込むように仕上がっています。
淡いグリーンっていうのが、優しげでいいですね。
引用元:GIZMODO
フェーズフリーという観点から、自宅の見えるところに置いておけるデザインはうれしい。
また近年はバッテリー発火のニュースもあり、安全性の高さは選ぶうえで最重要。
固体電池はスペック、安全性ともに高く、小型で軽いことでアウトドアに持ち出しやすい。
欲しい機能全部入りの優秀プロダクトだ。
引用元:&GP
【B600 SST】で容量602Wh、出力600Wの中型サイズの固体電池ポータブル電源です。
満充電の状態から日帰りデイキャンプ(8時間)で使用して、残量の表示は75%でした。
まだまだ残量がありましたので、602Whの容量は1~2泊程度のキャンプでも十分な容量です。
夏場なら小型の冷蔵庫、冬場なら電気毛布なども併用して使える容量がありますね。
引用元:シニアからのライトなキャンピングカー生活
まとめ
YOSHINOのポータブル電源は、固定電池を使用することで高温・低温でも安定して使えます。
口コミでは、一部利用者からバッテリー消耗が激しすぎるといった不満も見られましたが、制御ソフトウェアの残量表示バグのようで既に改善されています。
サポートに問い合わせるといいかもしれません。
それ以外は性能面での不満はなく、多くの人が高く評価していました。