GMOインターネットグループ(株)が運営する「ConoHa AI Canvas」は、画像生成AIの「Stable Diffusion XL」をWebブラウザのみで使えるようにするためのWebツールです。
「Stable Diffusion XL」はオープンソースのソフトウェアであり、「Stable Diffusion」よりも高性能な一方で有料となっています。
簡単なプロンプトで高品質な画像を生成できるため、人気が高まっています。
ConoHa AI Canvasはクラウドツールのため、NVIDIA社の最新GPUや高速CPUなどをパソコンに搭載しなくても、Webブラウザだけで画像生成処理が完結します。
生成した画像はクラウド上のファイルマネージャに保管され、いつでも好きな時にダウンロードできます。
しかし、「Stable Diffusion XL」の開発元(Stability AI社)が運営する公式Webサービス「DreamStudio」もあるなかで、ConoHa AI Canvasを利用するメリットはあるのでしょうか?
レビューサイト・口コミサイトでの評判をまとめました。
ConoHa AI Canvasの口コミや評判は?
ConoHa AI Canvasを利用している人たちの口コミや評判などをまとめました。
悪い口コミ
GMO ConoHa AI canvas
ファーストインプレッションオススメできません!(忖度なし)
良いところ
WebUIがそのまま使えて拡張などもインストールできる
モデル(lora,CN)を含めてwebui以外のファイラーで管理できる
拡張機能は、次回起動時にもそのままインストールされたまま悪いことろ… pic.twitter.com/9n80hsyi9S
— おれおん (@oron1208) August 6, 2024
ConoHa AI CanvasはサービスのWebUIを使っている時間だけ利用料金が加算されていくシステムです。
(他にもプランごとの基本料金がかかります)画像生成AIの醍醐味はプロンプトや設定を試行錯誤し、理想の画像に近づけていることにあると思っています。
その試行錯誤や、考えている時間にもどんどんと料金が加算されてくると考えると、急かされているような気になり試行錯誤がしにくいです。田舎に住んでいる人が東京に車で買い物に行ったけど、駐車料金の高さが気になり落ち着いて買い物できない的な感じです。
引用元:エロプロンプト
良い口コミ
スペック的にはL4 GPUで、AUTOMATIC1111 1.6.0で問題ないようであれば、モデル追加も機能拡張のインストールも可能なので、カスタマイズ性も特に問題はないという印象を得ました。
引用元:note
ConoHa AI Canvasは、40代のビジネスマンにとって業務効率を大幅に向上させるAI画像生成ツールです。
特に、残業が多く、時間を節約しつつ高品質なクリエイティブ作業をこなしたい方には最適な選択肢です。
使い方も非常に簡単で、初心者でもすぐに扱えるため、AI画像生成を試したい方はぜひ導入を検討してみてください。
引用元:情報のカタチ
クリエイター全員ConoHa AI Canvas使うべき。月990円で創造力3倍、作業時間半減。最新Stable Diffusion XL搭載、高品質画像無制限生成。8月は半額、2028年280億円市場到来。ブログ、SNSのエンゲージメント2倍に。AI活用で競合と差別化、バズる確率上がる。今始めれば、1年後には全く違うレベルの作品に
— たつはら@AI副業 (@tatsuhara1029) August 2, 2024
ConoHa AI Canvasの特徴まとめ
ConoHa AI Canvasの特徴をまとめました。
「Stable Diffusion XL」にファイルサーバー機能を追加
ConoHa AI Canvasは、画像生成AIの「Stable Diffusion XL」に、独自のファイルサーバー機能を備えたクラウドサービスです。
あなたのパソコンに「Stable Diffusion XL」をインストールしなくても、Webブラウザだけで画像を生成できます。
クラウドにNVIDIAの最新GPUを搭載しているため、ハイスペックなパソコンを用意しなくても、短時間で画像が生成されます。
プロンプトはそのまま使える
ConoHa AI Canvasでは、Stable DiffusionをWebブラウザ上で簡単に利用できるユーザーインターフェース「WebUI」を搭載しています。
同じ操作性で作業が行えますし、「Stable Diffusion XL」で使用しているプロンプトがそのまま使えます。
ストレージ容量による従量制
ConoHa AI Canvasは、ファイルサーバーのストレージ容量によって月額料金が異なります。
2024年9月時点では、以下の3種類の料金プランから選べます。
価格改定・各種キャンペーンなどにより、実際の請求額が変わる場合もあるため、公式サイトで確認してください。
プラン名 | 月費用(税込) | 備考 |
---|---|---|
エントリー | 990円 | 容量30GB WebUI1時間無料 |
スタンダード | 3,278円 | 容量100GB WebUI5時間無料 |
アドバンス | 7,678円 | 容量500GB WebUI13時間無料 |
どのプランも、WebUIは1分ごとの課金制となっています。
無料時間を超過すると1分あたり6.6円(税込)が課金されます。
また、未使用分のWebUIは繰越できず、全て月末でリセットされます。
生成する画像の大きさ・解像度や設定方法などによって、必要な費用は変わります。
画像1枚の生成で0.23クレジットが目安(1クレジットは0.01ドル・1セント)となり、クレジットの購入は1回10ドル(1,000クレジット)以上となります。
ConoHa AI Canvasは月末締めとなっており、加入月・解約月も1ヶ月分請求されます。
月末に加入すると数日分しか使えないのに1ヶ月分の料金が請求されるため、月初に加入したほうが有効活用できます。
まとめ
ConoHa AI Canvasはサービス開始当初はマニュアル類が乏しかったこともあって、レビューサイトや口コミなどでも酷評されていましたが、徐々に改善してきました。
低スペックパソコンの場合は、処理時間が大幅に短縮できるメリットがあります。
費用面は「DreamStudioが生成数、ConoHa AI CanvasがWebUIの使用時間」という違いがあるため、あなたの使い方に合わせて選ぶと良いでしょう。